第68回

新人コミック大賞 発表

少女・女性部門


入選

『たなばた恋愛レッスン!』辻永ひつじ(秋田県・25歳)

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■岩本ナオ先生
設定がうまく、話の起承転結もわかりやすいです。主人公が自分で考えて行動して、ちゃんと結果を出しているところもいいですね。プロとしてまんがを描いていこうという気持ちが、いちばん伝わりました。
■中原 杏先生
キャラを作って動かせるのが強みです。男の子をきちんとエピソードでかっこよく見せようとしているのが好印象。話は設定を活かしきれていません。設定、キャラを活用した山場づくりを心がけてください。
■水瀬 藍先生
テンポがよく、凝った設定もわかりやすく描けていて面白かったです。下界のカップル恋愛事情がラスト直前までわかりづらいので、女の子の超片想いってことを最初のほうに入れていれば、もっと楽しめたかも。
■宮坂香帆先生
設定が特殊でしたが、違和感なくかわいいお話にまとまっています。構図や見せ方もわかりやすく、展開もテンポよく一気に最後まで読めました。絵はかわいらしいのですが、個性がもう少し欲しいところです。

佳作

『モンスターガール☆アサオカ』花めい子(広島県・27歳)

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■岩本ナオ先生
アサオカさんのキャラいいですね。主人公の男の子と仲良くなっていく過程も楽しいです。ただ冒頭からいろいろわかりづらいところが。1・2ページ目あたりの話の入り方は個性の出しどころなので、研究してみてください。
■中原 杏先生
スッキリしたオシャレな絵柄で、浅岡さんのキャラがとてもよかったです。セリフや状況がわかりづらい部分が多いので、もっと読者を意識してほしいです。
■水瀬 藍先生
丁寧に仕上げられていて、センスもよく、世界観ができているところがよかったです。ただとても読みづらかったのが残念。見せたいもの、伝えたいことをしっかり考えて、わかりやすくコマの中に入れるように意識して。
■宮坂香帆先生
主人公がモノローグでの状況説明をしすぎで、恋をするまでの二人の感情の動きがかえって伝わってこなかった。肝心なところでもモノローグが入るため、盛り上がりに欠けてしまったりといろいろ惜しい。

佳作

『三色模様』まかねゆう(大阪府・23歳)

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■岩本ナオ先生
画面は丁寧で断トツに見やすかったです。話はまとまってはいるけれど、友情と恋愛の間で主人公がユラユラするなら、中盤で3人のエピソードを入れたほうがよかったかも。31ページあるので、もっと冒険してください。
■中原 杏先生
安定していてかわいい絵柄。お話は友情も恋もどちらも中途半端で、オチが肩すかし。キャラにももっと個性がほしいです。
■水瀬 藍先生
絵柄がとてもかわいく読みやすかったです。三角関係は楽しかったのですが、それで友人の描写が増え、思惑も途中でわかってしまうのが残念でした。もっとヒロインと男の子の二人のエピソードが読みたかったです。
■宮坂香帆先生
主人公の感情を丁寧に描いているのがいいと思います。ただ主人公が受け身すぎるせいか展開が単調。絵は人物も背景もプロ並みに上手いのですが、わりと似た構図(正面顔のアップ等)が何ページも続くのが目につきました。

佳作

『今日も明日も死ぬまでも』沙弥子(大阪府・22歳)

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■岩本ナオ先生
なんとなく始まってなんとなく終わった感があります。中盤とラストあたりで、ここが見せたいという場面を絞り、大ゴマではっきり見せたほうがいいかな。女の子は雰囲気があり、表情で伝えてくれる強さが感じられました。
■中原 杏先生
大きな事件がないまま、モノローグやセリフだけで話が進んでしまっています。主人公の成長をエピソードで表現してほしかったです。
■水瀬 藍先生
1ページ目から引き込まれ、感動する作品でした。演出がすばらしく、回想シーンが入るタイミングがいいですね。欲を言えば、扉絵にもう少し工夫を。次回作、楽しみにしています!
■宮坂香帆先生
主人公の男の子がその辺にいそうな子で、自然に読めました。絵が雑で時々別人に見えたのが残念でしたが、必要な場面ではきちんと表情から感情が伝わってきたのがよかったです。