第70回

新人コミック大賞 発表

少年部門


大賞

『ワールドワーストワン』小田智仁(神奈川県・21歳)

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■青山剛昌先生
超〜〜〜面白かった!! こーいう話、ありがちだけど大好き! 絵は抜群にうまいし何よりテンポというかノリがいい!! この作家の別の話が読んでみたいよ(笑)。
■西森博之先生
主人公、なかなか無理なくイイ奴に描けていると思います。女の子もかなり魅力的。話もうまくまとまってます。
■藤田和日郎先生
絵の上手さ、迫力では相当ですな。感情の盛り上げ方もいい。ただね、日常を背負い投げする設定は本気の嘘が必要。嘘を嘘らしくつく、具体的な「絵」や説得力をもたせるのが今後の君の課題かも。がんばれ!
■満田拓也先生
シンプルな話ですが、すべてが高いレベルでまとまっていて読みやすく面白い。すぐ連載に向けてがんばってください。

入選

『カレイドスコープ』今村 翠(神奈川県・20歳)

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■青山剛昌先生
いい話で面白かったっス! オチもGOODでエピローグもいけてる。ただ、50ページくらいの内容を詰め込んだ感じなのでちょっと見づらい…でもまぁ、井戸に落ち葉がつまってて死なない演出はやるなぁと思ったよ(笑)。
■西森博之先生
少年まんがか?って疑問は若干あるケド、がんばって描いていますね。最後に見た景色いいねぇ。井戸から見上げた空、ロマンティックだ。しかし見開きだよね。
■藤田和日郎先生
登場人物の感情がきっちり描かれている好ましい作品でした。言いたいコトもキレイな比喩で「うーん!」と唸りました。実力あるぞ君。ただ、興味を沸かせるためのエピソードの順とか配置、メリハリなどを工夫しよう。
■満田拓也先生
絵や演出は悪くないですが、登場人物も話も少年誌向きじゃないので改善を。

入選

『屋根裏ネコ東京へ行く』門司 雪(千葉県・26歳)

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■青山剛昌先生
いい話で面白かった(笑)。絵もコマ割りもうまい! すぐにでも連載できそう。まぁ、女の子が猫だという事はバレバレ(笑)なので、もう少しわからなくするか、逆にもう少し猫っぽさを出してもよかったかも…
■西森博之先生
実は猫だったっていうのがちゃんと途中でわかるようにストーリーが描かれているのはうまいと思う。少年まんがにしちゃ少々見せ場に欠けていたかも。
■藤田和日郎先生
人の心の動きをちゃんと描こうとしているとても志の高い作品でした。絵も上手いし、見やすい。かなりのものを今あなたは持っている。ただ、本当に読者を泣かせようと思ったら、その呼吸やコマのメリハリが重要です。
■満田拓也先生
絵や構成は悪くないけど、話が少年誌向きではないのが… もう少しわかりやすく伝える工夫を。

佳作

『はくし病』つくすん(群馬県・24歳)

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■青山剛昌先生
面白かったけど、ちとブラックすぎるかも…(笑)。少しぐらいは救いがあっても良かったかもねぇ… 大友先生のような絵でこの話だとしっくりくるんだけど、絵とストーリーのギャップがショッキングすぎました(笑)。
■西森博之先生
イヤービックリした。悲しい気持ちがちゃんと伝わるねーとか思ってたら腕が!! やっぱせっかくだからハッピーエンドが見たかったな。
■藤田和日郎先生
おー。こういう読者を驚かせて、ざっくり心を傷つける新人のまんがと久しぶりに会った。絵も上手でかわいいし、内容も短編向きによくできてると思う。このクオリティーがいつも保てるならプロになれるかも。
■満田拓也先生
ほのぼの系の絵柄でブラックな展開がきたのは意表をつかれました。個人的には嫌いじゃないです。

佳作

『僕、最期の日?』上 真崎(福岡県・23歳)

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■青山剛昌先生
そこそこ面白かった… なんで植木鉢なのかよくわからんかったが(笑)。いろいろな殺し方でも良かったかも… あと、どーせならもう少し踏み入ってヒロインとうまくいくか、うまくいかないかを描いても良かったかも。
■西森博之先生
最初から知っていたのに実は告白したかったわけじゃないって気づくとこが良かった。コマの運びがいいですね。
■藤田和日郎先生
死神が殺そうと植木鉢を投げてくるなんて楽しいね。心の動きも丁寧に描こうとしているし、これからもがんばって。ただね、君はコマの中で同時に物事を起こしすぎるクセがある。ちゃんとコマを割ってわかりやすくだね。
■満田拓也先生
突出したものはありませんが、読みやすくテンポ良くまとまっていると思います。