第76回

新人コミック大賞 発表

児童部門


入選

『ニャッ菌☆リンゴ茸』小泉作十(神奈川県・25歳)

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■かしもとまなヴ先生
まず、このタイトルのインパクトにやられました。気になって読んでみたくなります。リンゴダケの菌としてのキャラにブレがなく、一気に最後まで面白く読めました。
■沢田ユキオ先生
リンゴ茸のキャラが、ちゃんと立っていて、そのキャラが笑いのネタとして充分活かされています。きちんと描かれた絵も、「笑い」に一役買っている点もいいですね。
■のむらしんぼ先生
テンポよし!! コマの展開もうまい!! 人物の表情も動きも悪くない!! 強烈な個性の主人公、その好き放題にやっている、そのパワー、イキイキ感がとてもいい!!
■むぎわらしんたろう先生
絵が丁寧で、書き慣れている感じです。キノコのキャラがかわいく、優しくされると、しおれるのも面白い。同じようなネタで意外性に欠けたのは残念です。

入選

『回せっ!ガチャまるくん』原田幸治(山口県・23歳)

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■かしもとまなヴ先生
子どもたちになじみのあるガチャガチャが主人公というのが、キャラ的にもかわいいし楽しいです。ただ、ガチャまるくんならではのアイテムをもっと考えましょう。
■沢田ユキオ先生
動きのある元気のいい絵柄、画面処理等に、センスのよさを感じます。…が、まだ窮屈な気がします。やりすぎだと思うくらい大胆にのびのびと描いてほしいです。
■のむらしんぼ先生
主人公のガチャまるくん、絵的にもキャラとしても、なかなかのできです。可愛いながら、その喜怒哀楽の表情はとても豊か。レベルの高い作品に仕上がっています。
■むぎわらしんたろう先生
ガチャガチャを主人公にした発想は面白い。少年とのやりとりを楽しく描いています。主人公に弱点が生まれるガチャネタがあると、もっと引き立ったと思います。

佳作

『ふじみの小学生』ゆえ(東京都・21歳)

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■かしもとまなヴ先生
暗くなりそうなテーマを、かわいくかっこいい絵柄と友情をからめた話作りで、読後感のさわやかなあたたかい作品にまとめてあります。この力量はとても高いです。
■沢田ユキオ先生
画力、構成力も優れており、着眼点も面白いので、細かい理屈抜きで最後まで楽しく読めました。面白くていい話をかけそうな方なので、おおいに期待しています!
■のむらしんぼ先生
面白い!! 不死身であること、ただその一点を武器にして人々を助ける主人公。ラストに向けての、友だちの「作戦」がアイデアとして素晴らしく、感動をもくれました。
■むぎわらしんたろう先生
どうしてふじみになったのかが、描かれていなくて残念です。絵はコマ割りが少々窮屈です。しかし、描きなれてくれば、いろんな表現を覚え、伸びてくると思います。

佳作

『ポチ丸』すけまる(埼玉県・31歳)

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■かしもとまなヴ先生
かわいい絵柄に、ほのぼのギャグが4コマの形にあっていて楽しく読めました。いい絵柄を持っているので、もっとオリジナリティーのあるキャラを作ってください。
■沢田ユキオ先生
何もかも手慣れた感じで、とても読みやすかったです。手慣れている分、それぞれのネタに新鮮さはなく、インパクトといった点では残念ですが、安定感はバツグン!
■のむらしんぼ先生
伝説の剣「龍の肉球」…ナイスです(笑)。まずはそのネーミングとアイデアに笑いをいただきました。絵に安定感、安心感がある、そこは特に評価大です!!
■むぎわらしんたろう先生
ポチ丸とキツネのやりとりを、4コマを生かしながら一本の話にまとめる技術は、レベルが高いです。欲を言えば、4コマがほのぼのしすぎていてオチが弱く感じます。

佳作

『チエニン!!』市川翔一(奈良県・21歳)

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■かしもとまなヴ先生
作者の前応募作と比べたら、はるかにレベルアップされて面白くなったと感心しました。絵に独特な魅力があって、センスと将来性を感じます。期待しています!
■沢田ユキオ先生
連続して最終選考に残り、さまざまな題材にチャレンジする意欲は高評価です。「どうしてもコロコロで描きたい!」という意気込みを強く感じます。頑張って!!
■のむらしんぼ先生
導入部のテンポがいい。主人公がしっかり立っていて、女の子もいい味を出しています。二人の掛け合いも面白い。絵にも展開にも勢いがあるのが、すごくいいです。
■むぎわらしんたろう先生
元気な主人公は、読んでいて楽しい! 得意技が知恵の輪という忍者、その発想は面白かったですが、戦いであまり生かされていなかったのは残念です。