新コミQ&A

質問を送る

■フキダシやセリフについて

絵やトーンにかかるセリフを書くとき、トレペではなく、上から文字が書けるテープを貼り付けて書くのではダメですか?

必ずトレペ(トレーシング・ペーパー)を使って、トレペの上に鉛筆でセリフを入れてください。メンディングテープなどを原稿に貼り付けてしまうと、はがせなくなってしまいます。

たとえばフキダシの中の文字を、すごく太い文字にして欲しいときはどうするのですか?

鉛筆でフキダシの中のセリフを書くときに、一緒に近くの欄外に〔↑ここの文字は太い文字で〕などと書いておけば大丈夫です。印刷時にそこだけ太い書体の文字になります。

「セリフは鉛筆書きで」とありましたが、描き文字も鉛筆で描いていいのですか?

フキダシの中の文字だけが鉛筆書きです。描き文字はすべてペンで描いてください。まれにフキダシの中に描き文字がある場合がありますが、これはペンで描きます。


パソコンで作画しています。フキダシの中の文字をパソコンで打って応募したいのですが…

「フキダシの中の文字は鉛筆書きで」という規定ですが、これはもし雑誌掲載が決まった場合、写植文字を貼り付ける際の手間を省くためのものです。審査だけでしたら、パソコン出力文字でも可能なので応募いただいても大丈夫です。ただし文字色は黒でお願いします。薄い青文字で出力される方もいますが、読みにくくなってしまいます。また、実際に掲載されることになった場合、フキダシ内を空白にした原稿を再度いただくこともあります。


フキダシの中のセリフの字が汚いとか長いとかは受賞に関係しますか?
字のきれい汚いは関係ありません。ただ下手でもかまいませんから、なるべく読みやすくていねいに書いてください。セリフがやたら長いのはマイナスです。『まんが家養成講座初級編第9回』で紹介したように、フキダシを分けるとか、簡潔にするなど工夫してみてください。
フキダシも鉛筆で描くのですか?

いえ、鉛筆で書くのはセリフ(文字)だけです。フキダシ自体はペンで描いてください。


黒い背景に白い文字を入れる場合はどうするのですか?

原稿の白い文字を入れたい部分に、トレペ(トレーシングペーパー)をかぶせて、その上に鉛筆でセリフを書いてください。なお、トレペを貼る場合、トレペは余裕をもって、大きめにカットし、セロハンテープなどで原稿の外の空白部分に貼り付けるようにしてください。


フキダシを描くのが苦手なのですが…

これはもう練習するしかありません。自然な曲線は確かに難しいのですが、何度も何度も描いていくうちに、次第に自然な線になります。


フキダシの中のセリフは横書きにしてもいいのですか?

基本的には、縦書きで入れてください。コミック雑誌の場合、ページを右から左へ読んでいきますので、縦書きのほうが読みやすいのです。ただ、英語のセリフを入れたいときや、呪文のようなセリフを入れたい場合などは、横書きでもいいでしょう。


フキダシの中に入れる字はどのくらいのサイズですか? また、行と行の間はどのくらいとればいいのでしょうか?

通常、フキダシに入れる文字のサイズは20Qというものです。これは10字×4行の場合、縦50mm×横26mmになります。感覚的につかみづらいなら、コミック雑誌を約120%で拡大コピーをとって、参考にするのもいいと思います。もっと便利なのは写植スケール表を使用することですが、一般の文具店では手に入りません。右に、20Qの場合のスケール表を載せましたので、原寸でプリントアウトして使ってみてください。

※パソコンやプリンターの設定によって、多少大きさが変わることがあります。 このスケールはだいたいの目安としてください。


フキダシの中の文字はどうすればいいのでしょうか?

最近、パソコンで出力した文字をフキダシの中に貼り付けた応募作をみかけます。一見親切で読みやすいように思えますが、雑誌掲載する場合には、これははがしてしまいます。鉛筆で書くだけでけっこうです。(これまでのQ&Aもご覧ください)


フキダシやセリフはどの位置に描いても大丈夫ですか?

市販のまんが用原稿用紙などをみると、外側の青い枠(縦33〜37cm・横23〜26cm)と内側の青い枠(縦27cm・横18cm)があります。基本的には、この内側の枠内におさめた方が安全です。外枠に近いところにセリフを入れると、雑誌掲載時にフキダシに文字が入りきらなかったり、むりやり入れるために文字が小さくなったりすることもあります。また単行本にする時には、雑誌掲載時より左右幅が狭くなることがあるので、特に左右側のはみ出しには気をつけてください。


フキダシの中の文字を、すごく太いものにしたいのですが、どうすればいいのですか?

ちょっと専門的ですが、「書体」についてお話しします。通常、まんがのフキダシのセリフは写植という専用の文字を使います。この文字の種類が書体です。下に、まんがでよく使われる代表的な書体を紹介します。

太ゴシック+アンティック:通常のセリフはだいたいこれ

明朝体:心の中で思っているセリフ

ゴナ:強調したい時などに使う太い書体

イナブラシュ:叫んでるシーンに?

イナクズレ:恐怖シーンに…

いろいろありますが、基本的には編集サイドでそのシーンに合う書体を選んで指定しますから、皆さんは特に指定しなくても大丈夫です。「どうしてもここは太い文字で!」ということであれば、フキダシの横に鉛筆で書いておいてください。


セリフにある漢字には、ふりがなを書いたほうがいいのですか?

ふりがなは書かなくても大丈夫です。ただ「この漢字はこう読ませたい!」というとき(例えば、『漢』を『おとこ』と読ませたい)などは、ふりがなを書いておいてください。


フキダシの中のセリフはペンで描いていいのですか?

雑誌に載る場合、通常のセリフは写植(写真植字の略)という専用の読みやすい文字に置き換えられます。ですから、応募する作品のフキダシのセリフは鉛筆で書いておいてください。また背景や黒バックの上に文字を乗せたい場合は、該当箇所に大きめにトレーシング・ペーパーを貼って、その上に鉛筆で書いておくといいでしょう。ちなみに、この写植、裏に糊がついたシールのようになっており、フキダシに合う形に切って貼ればいいというものです。この写植の作成は専門の方にお願いするのですが、作家さんによってはフキダシ内に書かれた鉛筆の字が、すさまじく個性的な場合があり、その作家さん専任の人がいたりします。新人コミック大賞などに応募するときは、皆さん、くれぐれも読みやすい字でていねいに書いてください。それだけでも審査の印象がよくなります。